第14章 傷〜トロスト区戦防戦8〜
「何とか大部分の巨人を街の隅に追いやることは出来ましたが、極力戦闘を避けたにも関わらず約2割の兵を失いました」
ピクシス「失ったのでないぞ?兵は勝手に死んだのではない。わしの命により死なせたのじゃ。今こそ人類存亡の瀬戸際、人類が生き残るためならわしは"殺戮者"と呼ばれることも厭わん」
ピクシスは夕日を見て言い切った
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ミカサは頭がぶつからないように両手で支えていた
瓦礫が飛びミカサの頬を傷付け、ミカサは背中から壁に激突した
『ミカサ!』
アイリスの頬にも同じく飛んで来た瓦礫で傷が付く