第13章 偶像〜トロスト区戦防戦7〜
「人が恐怖を原動力にして進むには限界があるわ」
兵士達はピクシスの話を聞いてざわめく
「あの巨大な岩を持ち上げる?」
「そんな事が…人類はついに巨人をも支配したのか?」
ダズは声を上げた
「嘘だ!そんな訳の分からない理由で命を預けてたまるか!俺達をなんだと思ってるんだ!?俺達は使い捨ての刃じゃないぞ!」
サシャも周りの声を聞きながらカタカタと震えていた
「今日ここで死ねってよ!俺は降りるぞ!」
そう言って歩き出す駐屯兵
それに続くように降りるぞ!と言い背を向け始める