第9章 小さな刃〜トロスト区戦防戦3〜
『ミカサ!』
ミカサ「うるさい!」
アルミン「(やはりいつもみたいに冷静じゃない!動揺を行動で消そうとしてる!あのままじゃいずれ!)」
ふとアルミンはアイリスの言葉を思い出した
"あの子今かなり動揺してるからね"
アルミン「(お姉ちゃんみたいって何度も思った…。でもどんな辛い状況でもアイリスは決して動揺したり、泣いたりしなかった…それどころか…)」
"大丈夫だよ、アルミン"
アルミン「(さっきもそう言って抱きしめてくれた…なのに僕は…僕達は甘えてばかりだ…ミカサも現状はアイリスに甘えてる…エレンも…他のみんなも…)」
クッとアルミンは歯を食いしばった