第8章 少女が見た世界〜トロスト区戦防戦2〜
ミカサ「そんな…出来ない…!」
涙を流しながらミカサは二人を見つめた
ミカサ「(その時思い出した。この光景は今までに何度も何度も見てきた)」
ズルリとエレンの手が下に落ちる
ミカサ「(いつだって目に入っていた。でも見なかった事にしていた。そうだ…この世界は残酷なんだ。その瞬間体の震えが止まった。その時から私は自分を完璧に支配出来た。なんでも出来ると思った。戦え…!戦え!)戦え!」
ミカサはダンッと床を踏み込んだ
ミカサ「っうわぁぁぁぁぁぁぁあ!」
夜になり明かりが照らされる