第7章 初陣〜トロスト区戦防戦1〜
「ただちに兵を招集し我が領地防衛に務めるのだ!それが貴様の職務であろう!?」
汗をかきながらバルト公はそう訴える
止まったピクシスにぶつかり驚く様にピクシスを見上げるバルト公
ピクシス「バルト公。トロスト区では今まさに兵達が身命を賭して戦っているのですぞ」
「司令、馬を準備してきます!」
ピクシスは小さく頷くと控えていた一人の女性は歩いて行った
ピクシス「そしておそらく多くの者が命を落としております。ワシらがお喋りしとる今この時にも」
「ふん、どうせ安い命だ。捨ておけ。そもそも盤上の戦で余を相手に負け続ける貴様が行ったところで状況は変わらんわい」