第40章 痛み
ハンジ「ごめん、サネスほど上手く剥がせなくて一体何枚剥がせばあんなに上手くなれるの?」
「数え切れないな。この狭ぇ壁の中でなぜ今まで戦争が起きなかったか分かるか?俺達第1憲兵がこの汚ぇ手で守ってきたんだよ!下手に利口な教師から、空を飛ぼうとした馬鹿な夫婦も、田舎の牧場にいたバイトも!全部俺達が殺ってきたから人類は平和でやって来れた!感謝されて当然なんだ!それをお前らほど楽しそうに人を痛めつけられる者は見たことがねぇ!バケモンだ!ん、でも俺は怖くねぇんだよ!俺は…俺には王がいる。俺はこの壁の安泰と王を信じてる。俺たちのやってきたことは間違いないと…けど…こんなに痛かったんだな…。俺を嬲り殺しにしてくれ。それが俺の血に染った人生だ」
リヴァイはそこまで聞くと歩き出す