第37章 突撃
アルミン「何も捨てることが出来ない人には、何も変えることが出来ないだろう!」
自分の言った言葉を思い出す
エルヴィン「進め!」
腕を食われてもそう言ったエルヴィン
アルミン「(何を…何を捨てればいい?僕の命と他に何を!)っ!」
思い出したのはベルトルトがアニを見つめる姿
アルミンはそれを見つめていた
そしてアルミンはゆっくりと少しだけ不気味な笑みを浮かべた
アルミン「いいの?2人共…仲間を置き去りにしたまま故郷に帰って」
その言葉を聞いたライナーとベルトルトは目を見開いた
アルミン「アニを置いて行くの?アニなら今キョクオ区の地下深くで拷問を受けているよ?彼女の悲鳴を聞けばすぐに体の傷は治せても痛みを消せない事が分かった。死なないように細心の注意が払われる中、今この瞬間にもアニの体には休む暇もなく様々な工夫が施された拷問が!」