第36章 子供達
「この娘だ!この娘が言ったんだ!自分は王の血を継ぐ存在だと!我々はそれを信じただけだ!」
ユミル「(そんなのは全部作り話だったって事を思い出したんだ)」
ガシャンッとユミルに銃が向けられる
「そうなのか?」
ユミル「ちが…ちが…っ!」
ユミルの目には自分を必要としてくれた人達が捕まっており、ベリーショートの女性は小さく首を振った
ユミル「そうだ。私がユミル!王家の血を継ぐ存在だ!」
凛とした声に全員が驚く
ユミル「(そしてまた嘘を吐いた。それで皆が助かるならと…しかし…そうはならなかった)」
ユミル達は石打ちに合い、高い壁の上に立たされた