第34章 〆の味
〜更に1年後〜
妖怪の"血"ってやっぱり凄いですね。
小夜(さや)
「おかあさん!!さやのぬいぐるみバイバイしてったぁー」
まだ2歳になったばかりのはずなのに…
もうハッキリ話すし、姿は4歳くらいに見えます。
佐藤
「バイバイしてったぁ??」
そして何より1人遊びが本当に上手です…
恐ろしいほどに…(;´д`)
小夜
「ばいばーい!ちゃんと前向いて"地獄"にいくんだよぉー!」
←白夜さんの職場に連れて行ってもらった時に覚えてきたみたい
小夜の言葉にただならぬ"違和感"を感じた私は、
急いで庭に出てみると…
佐藤
「(´⊙ω⊙`)!!」
小夜が赤ちゃんの頃から大切にしているぬいぐるみが、
妖力で動かされ…
(◉口◉)←これね
小夜に手を振りながら川の中に消えて行くではありませんか!!
佐藤
「まっ、まってぇヽ(;´д`)ノ!!い、いちゃダメ!💦」
私は、
そのぬいぐるみを救出すべく
着物が濡れるのも構わず川に飛び込んだ。
"ザブッザブッ…"
(もう💦リアルゴッコ遊びはやめてぇ〜(;´д`)
ほんとうにバイバイしたら泣くんでしょう!?💦)
←少し前に行方不明になって、白夜さんが探し回る騒動があったばかり