第29章 母乳はママの味
程なくして気がつくと、
私は綺麗な布団の上に寝かせられていた。
佐藤
「……赤ちゃん…赤ちゃん!!」
私は直ぐに我に返り辺りを見渡すと、
佐藤
「!!」
私の直ぐ横に、
白くて清潔なお包みに包まれた赤ちゃんがスヤスヤ寝ていた。
佐藤
「はっ……初めまして(*´ω`*)」
私はその子を優しく抱き上げる。
(可愛い!すっごく可愛い……なんて可愛いんだろう…)
抱きしめながら目から涙が溢れてくる。
赤ちゃんはあの怖い夢で見た小さな子と同じ…
桃色の髪の毛の子で肌が白くて…どちらかと言えば白夜さんの面影がある。
佐藤
「ふふっ…貴方はお父さん似ねぇ…良かった……」