第29章 母乳はママの味
佐藤
「痛っ……」
いよいよ臨月に入った頃…
廊下の雑巾掛けをしていた私のお腹に激痛が走った。
(痛っ……痛っ…………)
近くで白夜さんも一緒に床を拭いているけれど、
なんとなく心配させてしまいそうで言えない。
白夜
「ん?どうした?床のささくれ立っている部分で指でも切ったか?」
爽やかな顔して私の方を見てくる。
佐藤
「いえ……な、なんでも…」
幸い一瞬ズキンッとしただけで痛みは治まった…
なので何事も無かった事にして床拭きを続けることに。
白夜
「あまり無理するなよ。」
佐藤
「うん…ありがとう……」