第28章 これはあのリンゴ味
最近拓巳くんがなんか怪しい。
拓巳
「おい、佐藤。」
佐藤
「なあに?」
白夜さんの監視下にいる私の元に足しげく通ってきては
"梨"カタログをみせてくる。
拓巳
「これ、食べてみたくない?美味そうでしょ?」
私は白夜さんが洗濯物を干しているのを確認してから
そっと拓巳くんに近付き…
佐藤
「食べてみたいけど…いったいこの梨カタログはなに?」
ちょっと聞いてみた。
すると拓巳くんは…
私のパンパンのお腹をさすりながら…
小さな声で返す。
拓巳
「このカタログに載っている梨を食べれば、
妖怪と同じくらいの寿命から…
永遠の寿命まで手に入れられるんだ(*´ω`*)」
佐藤
「(´⊙口⊙`)へ!?」
思わず声が出た。