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ド ロ ッ プ ス .

第20章 シュワシュワ味





白夜
「なに?」










つい想う事があってガン見してしまった。










佐藤
「い、いえ…」












白夜
「………?

……まあいい…それより佐藤、右手の中指を出してごらん。」












佐藤
「え?中指ですか?」











白夜
「ほら早く。」












私は白い右手を白夜さんに差し出した。











すると…











白夜
「………」











白夜さんは、



突然自身の左手から"妖糸"を出すと…











白夜
「お前は狂おしいほど愛しい俺の嫁だ…」











私の右手中指に絡めていく。












白夜
「例え…この糸が解ける時が訪れようともだ。」












そして妖糸は蝶々結びされると、



スッと姿を消した。



でも…白夜さんの妖糸の温もりが中指にまだ残っている……











佐藤
「………」










この温もりが"私は白夜さんのもの"と教えてくれているみたいで、



自然に涙が溢れてくる。











白夜
「先日は…躾けにしても酷い事をしてしまったな、すまなかった。

だが俺は…お前を捨てたりはしていないからな!

俺は優し過ぎて危ういお前が心配で……」

←拓巳くんから、
私が衣墨さんに"白夜さんに捨てられた"と言っていた事を聞いて
真実は違うと気にしていたみたい。












佐藤
「本当ですか…?」←笑顔になる












白夜
「………」











佐藤
「?」











白夜
「………」










佐藤
「え…?」









白夜
「うるさい、俺を見つめる目がうるさい!

…湯冷めをする、早く布団に入れ」











佐藤
「( ;´Д`)え…」








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