第19章 裏切りの味
豆助
「でわおふざけはここまで…に…
わたくしめ、
さきほど遊郭の女を食い漁っていたのですます…」
衣墨
「真昼間から遊郭だと?良いご身分だな。」
豆助
「お褒めのお言葉…わたくしめ家宝に致しますです…
では続きを…
ゴホンッ…そこへ…
その後ろの"上等品"を娶ったあの忌々しい男が
現れたのでございますです…」
衣墨
「上等品を娶った男…あー、びゃくか…」
(白夜さんが遊郭に?)
豆助
「そして突然…この……このわたくしめの………
なんとも愛らしい腹を引き裂き……
"上等品"を食べていないか調べてきたのでございますです…」
佐藤
「( ;´Д`)きゃっ…」
よく見れば、
豆助くんの腹部の破れた衣類の先から
内臓的な物が見え隠れしている。
衣墨
「……佐藤が死んでない事に気付いたか…
あの手…この手で探し出すつもりみたいだな…」
豆助
「で、このわたくしめ……
先日から衣墨様が…上等品を匿っていた事を知っていたのでございます…ですから………」
衣墨
「びゃくにチクった……という事かィ……」