第19章 裏切りの味
私が白夜さんに家の外に放り出されてから3日後…
衣墨
「おい!馬鹿女!!まーた鍋に野菜なんぞ入れやがったな!」
衣墨さんのワガママに私は振り回されていた。
佐藤
「だって衣墨さんは"訳の分からない肉"ばっかり
食べてばかり…
身体に悪いですよ?お野菜も食べましょうよ…」
衣墨
「なんだ!?俺に一丁前に指図すんのか!?
クソ女!!謝れ!」
恫喝…日常茶飯事……もう慣れてきた。
佐藤
「そうですよ…衣墨さんの身体…心配してるんですから…」
衣墨
「…ッ!!人間風情が生言いやがって!!!」
"ドシッ!ドシッ!"
几帳面か優しいのか分からないけれど、
ちゃぶ台の上に乗ってるお鍋をこぼさないように
慎重に立ち上がると…
私の真横に仁王立ちした。
佐藤
「…もう…次はなんですか……💧」