第3章 モモ味
?
「で、何故キミはアソコに1人でいた?」
(…あっ!辰巳くん!!)
佐藤
「辰巳くんを待って……」
(あっ、やば。
ちゃんと説明しないとまた馬鹿って言われる(;´д`))
?
「ん?辰巳?誰だソイツは?」
佐藤
「わ…私の友人です。
私がお腹を空かせていたので、
食べ物を調達しに行ってくれて…
私はその帰りを待って神社にいたんです。」
?
「なるほど。
キミは飼い主を待つ犬…というところか。
うん、分かりやすい。」
佐藤
「(´⊙ω⊙`)」
(え!?なんでそうなるの!!?)
?
「それならアソコから飛び出してはいけなかったのではないか?
さあ戻れよ、犬。」
佐藤
「い、犬って…(;´д`)💦」
お面をかぶった男の人は、
私の手を掴み立ち上がらせる。
?
「その辰巳とやらが戻った時に、
犬が居なくなっていては哀れだからな。
ほら歩け急いで戻るぞ。」
(犬じゃないです!!)
佐藤
「は……はぃ……(;´д`)」