第17章 青春の味
先生
「えーと…美苗の席は……」
先生はクラス中を見渡す…
佐藤
「(#´・_・`#)」
拓巳
「はいはい!俺の横!!空いてる!!!」
拓巳くんはニコニコして、
横の空いた席をバシバシ叩いている。
女子生徒
「あー!拓ちゃんもしかして!!転校生来るの知ってて、
昨日の席替えでワザと隣が居ない席を選んだのね!」
拓巳
「そうだよ!実はさ…母ちゃんが美苗さんの母ちゃんと同級で、
前もって教えてもらってたんだよね。
しかも実は…ガキの頃も少し一緒に遊んだこともあって…
その時から可愛いかったから絶対に横に座らせるって決めてたんだ!」
私もこの日の夜に知ったんだけど、
母さん同士が知り合いだったみたい…
ちなみに私は拓巳くんと遊んだ記憶は全くない。
女子生徒
「拓ちゃん!最低!!
レイカちゃんの前でよく言えるよね!!」
レイカちゃんと言うのは、少し気難しくて
拓巳くんに気があるクラスメイト。
レイカ
「プンッ(`ω´ )」