第14章 グリーンアップル味
産女(うぶめ)
「奥さま……」
そんな私たちの会話を聞いていた産女さんが、
か細い声で私に話しかけてきた。
佐藤
「?」
産女
「白夜様の一族様方は……お犬様とは……
隔てを置いていらしておりますゆえ………」
佐藤
「(´・▱・`)!」
(そう言うことか…
隔てを置いてって…多分…
関わらないようにしているって事だよね…)
私は白夜さんの顔を見る。
白夜
「フッ…この場に拓巳が居なくて良かった。
産女、
その軽すぎる口なぞ、あれば問題を起こしてしまうだけだ…
今すぐに裂いてやろうか。」
産女
「た、大変な失礼を💦
申し訳ございません💦」
(犬とは関わらない一族…つまり白夜さんもだよね?
それからなんで拓巳くんを白夜さんは一緒に…?)
白夜
「佐藤。」
佐藤
「は、はい!💦」
白夜
「真ん中の白無垢にしてみてはどうだ?
ユリの刺繍が美しい…」