第13章 黒糖味
閻魔
「どうした白夜、
お前から来るのは珍しいじゃないか。」
白夜
「あぁ。何も無ければ…このような所には来ないからな。」
佐藤
「(´⊙ω⊙`)」
(上司が働いているところを"このような所"って……💦)
私は白夜さんの背後から、
どうか閻魔様が怒らないように祈っている。
閻魔
「まぁ…そうだろうな!ここはつまらぬものな!!!
で、用はなんだ?
用があって来たのだろう(´;Д;`)?」
←ポーカーフェイス気取ってるけど凹んでる感じ
(閻魔様…気にしちゃってる💦)
白夜
「つまらないとかではない、
辛気臭いのが好きになれないのだ。」←キッパリ
閻魔
「!!」
(もうっ!ほんと……失礼!💦)
白夜
「まあ言いたい事は溢れてやまないが、
邪魔はしたくない…
閻魔…俺は嫁を娶る事にした。」
閻魔
「……は?お前がか???」
閻魔様は左手に持っている"舌を抜く用のペンチ"を
カチカチしながら、
白夜さんの顔の前にその何倍もあるであろう自身の顔を近づけ、
"嘘を吐いたら分かってんのか?"
とでも言うかのように若干、脅している。
(そう言えば…
衣墨さん達も凄く驚いてたよね…
そんなに意外なんだ…)
実はわたし…
白夜さんと出逢ったばかりで彼の事を何も知らない。
白夜
「あぁ、そうだ…名は佐藤。
どうか顔を覚えてくれ。」
白夜さんは、
隠れるように背後に隠れていた私の腰に手を回すと
閻魔様の前の方に誘導した。
佐藤
「( #´Д`)💦」
白夜
「佐藤、挨拶をしな。」
(あっ…名前で呼んでくれた!って、そんな場合じゃないよね💦
挨拶ってどうしたら?💦)
急に挨拶を振られて焦る私。