第2章 ハッカ味
拓巳
「ハァハァハァハァ…さっきはビックリしたな…
大丈夫?佐藤…ハァハァ…」
佐藤
「ゼーハーゼーハー…う、うん(;´д`)なんとか……」
(息…絶え絶えだけど(汗))
でも1人じゃなくて良かった…
拓巳くんがもし居なかったら私はとっくに……
わたしは"拓巳くんの言う事は絶対にきこう"とそっと心に誓う。
拓巳
「…さて…これからどうするかだよな(´-ω-`)
食うものもないからこの神社には…長くは居られないし……
そーいや、佐藤、腹空いた??」
私達は鳥居の側に座り込む。
佐藤
「…お腹……空いてる…(;´д`)」
拓巳
「…そっか…
うん…そうだよな…うん!!決めた!」
拓巳くんは勢いよく立ち上がる。
佐藤
「なっ、なに突然…(;´д`)」
拓巳
「佐藤、実はさ……
どうやら俺たちが居た世界と、この気持ち悪い世界は、
建物の場所と畑の位置は同じみたいなんだ。」
佐藤
「え?そうなの??」
(でも確かに、わたしの家があった場所に家はあったし…
田んぼの場所もそのままだった気がする…)
拓巳
「今言ったこと間違ってなかったら、
神社からあまり離れてない場所に桃畑があるはず…
俺がとってきてやるから佐藤…ここで待ってられる?」
佐藤
「…大丈夫だけど…拓巳くんは大丈夫?」
拓巳
「平気平気(*´ω`*)ノ
俺、こう見えてもお化け屋敷とか得意だからサ★」
(そーいうことなのかな…(;´д`))
佐藤
「…き…気をつけてね(;´д`)」
拓巳
「おぅ!任せろ!!」
"バフッ"
佐藤
「……」
拓巳くんは私の頭をひと撫ですると、
鳥居の外へ駆けて行った。