第12章 シナモン味
佐藤
「…ゔぇ!」
かなり堪えていたけれど、
やっぱり耐えられなくて道の端によって"あげて"しまった。
拓巳
「だ、大丈夫!?」
真っ先に拓巳くんが心配して駆けつけてくれ、
地面を歩き回った前足で私の背中をさする。
佐藤
「だ、大丈夫だよ…ごめんね、心配させちゃって💦」
拓巳
「…この匂い結構キツイよな。
俺も初日は一日中気持ち悪くて
犬小屋でグッタリしてたんだよ…U´・ω・`;U」
(犬小屋って…
拓巳くん、そんな扱いされてて良いの!?💦)
私と拓巳くんは、
ほぼ同時に先を歩く白夜さんの方を見る。