第11章 アメリカンチェリー味
衣墨
「おい!白(びゃく)!!正気か!?
やめとけやめとけ!!その馬鹿は人間だぞ!!
お前みたいな大妖怪に人間なんぞ!!
とち狂ったか!??」
衣墨さんは、
立ち上がり白夜さんの前に立った。
それに気づいた、
周囲の妖怪達が集まりだした。
(って言うことはつまり……
え!?嘘だよね💦白夜さんが私を!???)
私はわけが分からず理解できずに立ち尽くす。
白夜
「なんだ?お前も連れ帰って欲しいのか。」
扇子で口元を隠し明らかに衣墨さんを馬鹿にしている白夜さん。
衣墨
「ちっげぇーーよ!!!
お前にはもっと相応しい女房がいるはずだ!」
白夜
「例えば?」
衣墨
「例えばってお前……えと………
あっ…ほらあれ!閻魔の娘とか!!?
噂になってんだろ?
お奉行みたいな仕事してる娘が居るって!!」
白夜
「"あや"のことか。
あれだって"元は"人間だぞ。」
衣墨
「いや、あいつはもう"妖怪"みたいなもんだろ!!
しかも"逆玉"だぞ!
なんてたって閻魔の…」
*すみません、作者大好きなんです地●小●