第11章 アメリカンチェリー味
涙が乾いた頃、
私は教えられたとおり、
笑顔でお見合いの会場に戻った。
(なんか頑張れそうな気がする(*´ω`*)
よーし、優しそうな妖怪さんを探すぞぉーーー!)
「おい、暇ならお酌くらいしろよ」
佐藤
「(*´ω`*)あっ…」
その声に呼び止められ、私はフリーズする。
(衣墨さんだ……
…なんでよりによって(-_-;)💦)
佐藤
「………ぜひ(*´ω`*)」
(殺されるーーッ💦)
"ドガ"
衣墨
「ほら!ちゃっちゃっとしろよ!!」
衣墨さんは、
綺麗に咲く彼岸花の上に躊躇いなく座り
私にお猪口を突き出してきた。
佐藤
「はい(*´ω`*)」
(こぼさないようにしなくちゃ。)