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ド ロ ッ プ ス .
第2章 ハッカ味
鳥居の内側からじゃ分からなかった…事に…
出た瞬間に気付いてしまった。
拓巳
「赤月……」
私達は手を繋いだまま空を見上げている。
佐藤
「…綺麗……」
私の口から素直な意見が飛び出した。
拓巳
「…そうかな……俺は少し……不気味だけど……」
私の手を握った拓巳くんの手が汗ばむ。
佐藤
「……」
拓巳
「とにかく…家に帰ろう……」
佐藤
「うん…」
拓巳くんの横顔をそっと見ると…
とっても不安そうに見える。
だから私もなんとなく不安になってきた。
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