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ド ロ ッ プ ス .

第6章 パイナップル味





翌日の早朝、


昨晩、お腹が張って苦しいと言っていた女性が亡くなっていた。








「穏やかな顔をしているわね…」


「辛かったね…ゆっくり休んで…」








彼女を随分前から知っている、


一緒の寝所の女性達が口々と話している。










(………)











私は救ってあげられなかった懺悔のような気持ちから、


彼女を知らない事にして部屋の隅で小さくうずくまり座っている。










佐藤
「………」










(そう言えば、

彼女が死んだ事を雫さんは知っているのかな……)










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