第5章 ココア味
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「あら先週ぶりの新人さんね!
私はこの人間捕虜所の古株の人間で、
所長を務めている華乃ツバキよ。
よろしくね♪」
扉の向こうに入ると、
私と同い年くらいの女の人が立っていて、
私を出迎えてくれた。
(人間の女の子だ(*´꒳`*)か、感動…)
佐藤
「初めまして…美苗佐藤です、
こちらこそ、よろしくお願いします(*´ω`*)」
なんだか緊張して声が裏返るわたし。
ツバキ
「あれれ?もしかして緊張してる??
いいのいいの!緊張なんてしなくたって!!
ここは基本的には上も下もないから〜♪
あっ!でも……」
(ん………でも?)
ツバキさんは突然、
近くの壁にもたれかかる。
ツバキ
「ちょっと"人より優越な所"があるってみなされると、
イジメられちゃうかも♪」
佐藤
「(´⊙ω⊙`)」
ツバキさんは嫌な笑みを浮かべた。