第28章 魔王
(私あんまり活躍できてないな……負けてられない)
3セット目、試合途中
金田一に日向はブロックで止められてしまい日向のスパイクが通らなくなり、さらにラリーも続いていく
「(なかなか一発で決まらない!)」
及川のサーブから始まるが、見事に澤村がレシーブを返して、旭がスパイクを打つそれをレシーブする青城だが、相手側コートへとボールが行ってしまい、日向がダイレクトで入れようとする、が、及川がそこからトスを上げ、岩泉がスパイクを打つ
影山「(あのぎりぎりでトスを…)」
影山は息を上げながら思う
日向「すっげぇ…」
3セット中盤のテクニカルタイムアウトに入る
鵜飼「よし、ちゃんと戦えてるぞ!落ち着いてけよ!」
部員「「「「はい!」」」」
鵜飼「中に切り込む攻撃は向こう慣れてきているようだから、出来るだけコート幅めいっぱい使ってけ!」
部員「「「「はい!」」」」
試合が続く中、月島がふいにフェイントで点を取る
「忘れた頃にやってくる、いやらしフェイント!」
月島「ちょっと…田中さんみたいに言わないでくれる?」
「え〜じゃあなんて言えばいいの?嫌味フェイント?」
月島「はぁ…もういいよ…」
烏野の攻撃
日向「(コート幅めいっぱい!)」
日向はブロックがいない方向へ走り出す
及川「(来た!あの空間を割くような)」
「(ワイドブロード!)
部員「「「ナイス!翔陽(日向)!」」」
試合は続いて烏野は青城に同点にまで追いつくもその中で1、2セット目より息を切らす、烏野のメンバーたち
16対16
影山「(次のローテで日向は後衛…)」
影山「おい、元気ですか!」
日向「げ、元気です!」
「プッ…どんな挨拶…」
影山「がっつり稼いでから後衛に下がれよ」
日向「当たり前だ!」