第5章 復活アメジスト【S×M】
【櫻井】
10年前……
何度も身体を重ね合ったけど、
こんな満たされた気持ちで
潤を抱いたことはなかった…
ただの一度も…
でも、今……
俺の下で、肌をピンク色に染め
俺にされることを期待し
待ちわびる……潤…
その潤んだ漆黒の瞳を見つめて
何だか泣きそうになる
愛しい……
10年分の重みが…
離れていた月日が…
俺の気持ちと身体を
最大まで高めていく……
歯を立てた首筋に、
薄っすら残る俺の痕に
堪らくなってその唇を下に滑らせた。
待ちわびるように震える粒を
指先で爪弾けば、
潤の身体は小さく跳ねる
敏感に反応する胸の先に
尖らせた舌先を這わせると
潤はくぐもった甘い吐息を漏らした。
敏感に反応しする愛しい人に
逸る気持ちを悟られないよう、
余裕のある振りを決め込むつもりでいたけど
それもどのくらい持つだろうか?
舌先で弾きだした粒を
時々軽く甘噛みしたり、
その周りをくるくると舐め上げれば
そこは硬く大きく主張した。
反対側も、空いた手の平でクルクルとなで
指先で摘まんで捻った。
「…あっ…んふっ…気持ち、イイ…」
気持ちいなんて言いながら、
身体を捩って
俺の施す刺激を回避しようとする身体…
動かないよに体重をかけて腹を押さえれば、
俺の腹に当たる熱い塊……
「潤…すごい、堅くなってる…」
そう言いながらそっと握ると
潤は恥かしそうに顔を背けた。
「だって…さっき翔くんの飲んだときから
もう、俺、ずっとこんなだから…」
「んふふ…潤のスケベ…」
耳元でわざとそう言ってやると
もっと恥ずかしがると思った潤は
俺をキッと睨みつけた。
「翔くんのにさ、なんかエッチなエキス、
入ってたんじゃないの~?」
エッチなエキスって…お前……(+_+)
ふざけんなよ!!
可愛過ぎるじゃねーか//////(≧▽≦)