第4章 琥珀色の恋【A×N】
「一人妄想中に悪いんだけどさ…」
ニヤニヤしてる俺の目の前に
ドドーンと大野さんのドアップ。
「わあぁぁっ(>ω<〃)…も、もう何よっ…」
やべ…楽屋だってこと忘れてた…
「はい、これ…」
ビシッと目の前に突き出されたのは
東京ドームの近くにあるホテルの封筒…
「へ?…何これ…」
「知らね…あの二人に渡すように言われた」
大野さんの後ろには
スケベな顔してニヤつく翔さんと潤くんが
ヒラヒラと手を振っている。
何を企んでんだ…(。ー`ωー)
恐る恐る手にとると
ニコッと優しく笑った大野さん…
「24日の夜はさ~たぶん打ち上げじゃん?
可哀想だけど二人っきりは無理っぽいから…
23日の夜にね…ご用意しました( *^艸^)
一応スイートね♡思う存分味わってね♡
あ、なんかね…翔くんの計らいで
チェックインしなくてもいいらしいから。
そのキー持ってそのまま上がっちゃって?
それからね…わかってると思うけど
まだそのあと東京の2日、残ってるから…
程々にするんだよ~//∇//)?
特にニノは腰、ね…?わかってるよね?
潤のこと…怒らせないでよぉ~ww
あ、そだ…今年は24日0時にLINEすんの
遠慮したほうがいいよね~(〃▽〃)?
ちょうど盛り上がってるだろうし…
記念すべき瞬間にお邪魔しちゃ悪いから♡」
………(。ー`ωー)
あ、あのさ…
知ってますよね?
…思いきり何もかも…
何が『知らね』だよ、ったく…
1週間分くらいのセリフ
全部一気に喋りやがってww
そう思いながらも
俺の顔はどんどん熱くなっていって…
向こうの二人の顔も
まともに見られないじゃん(〃ノωノ)
でも…言わなきゃ…
恥ずかしいけど…
コイツら流の祝福に
「あ…ありが……」
と……って言う前に
ドアがババーーン!と開いて。
「おっはよ~(≧∇≦)/」
今日も元気いっぱいの大型犬が
ニコニコしながら飛び込んできた。
………Σ(///□///)
こ、この…気まずさ……
どーしてくれんだよ……