第31章 【孤爪】悪いのは君が可愛いせい。[R18]
side孤爪
ベッドに沈む彼女を見てやり過ぎたと実感した。
「けんまっ!けんまぁ!きもちいぃよぉ…!
けんますきっ!だいすきっ」
がしたおねだりを叶えようと、舌を犯しながら攻めた膣の奥。
ひくひく締まる膣と絡まる舌の合間のストレートな言葉に我を忘れ、夢中になって腰を振った。
膜に放った白濁を零さないようにそっと膣から引き抜くと、小さな吐息とともに、こぽり、と愛液が溢れる。
そんな彼女に、避妊具の処理をした後タオルケットをかけてやると、おれは祭りの時のを思い出していた。
インターホンを鳴らしドアを開けてもらった時、いつもと雰囲気が全く違うことに驚いた。
目に入るが綺麗で可愛すぎるから、多分おれ、いつもよりそっけなかっただろうな。
本当、自分のコミュニケーション能力の低さにため息が出る。
でも。
今日は可愛いがいっぱい見れた。
自家発電も疲れちゃうからあんまりしないけど、の可愛い顔が見れるんなら毎日シてもいいかな。
そんなことを考えながらの頬にかかる髪の毛をそっと払ってあげると、寝ていた瞼がひくり、と動く。
「けんまぁ?」
「ごめん、起こした。」
「けんまぁ、だいすき。」
ふにゃりととろけたような笑顔でそう言ってくれたから、珍しくおれの"おれ"は2度目の勃起。
「可能性がないにしても、念のために避妊具は2枚…いや、3枚準備しておくのがマナーってやつだ。」
そう前にクロに言われた時は意味がわからなかったけれど今ならわかる。
財布から2枚目の避妊具を取り出し自身に装着すると、おれはのまだ濡れている秘部に自身の切っ先を擦りつけた。
小さな喘ぎ。
小さく身動きする体。
そしてとろりと溢れる愛液。
何もかもがおれを興奮させる材料にしかならない。
ごめんね、
ずぷり。
固く立ち上がった陰茎を濡れた膣に納めていく。
身体はまだ敏感なのか、眠っているのに小さく喘ぐが可愛い。
何度か抜き差しをすれば、瞑っていた瞼がやんわりと開く。
そのタイミングで腰を送れば、驚いた顔。
「ひゃうっ!けんま?」
「が悪いんだから。」
「なんっやあんっ!」
そう、悪いのは君。
君が可愛すぎるせい。
end