第7章 タイムリミット
「まあ、とりあえずここに座りなよ。」
アンダーテイカーは私をソファーに座らせた。
「…」
「…それで、何が知りたいんだい?」
「1つ目は、私は、ヘンリー家の子供じゃないこと。」
「…君が…ねぇ…。」
「…知らないの?」
「もちろん知ってるよ。でも、それを知ってどうするんだい?」
「いいから教えて。」
腹が立っていたのだ。過去を隠されることに対して。
「…はぁ~。わかったよ、小生の負けだよ。」
「えっ…?」
「伯爵に怒られちゃうかもしれないねぇ…。話してあげよう、君の過去を。でも、信じるかどうかは…君次第だよ?」