第9章 復活

葵「そういえば・・・」
謙信「信玄・・・いい度胸だな・・・
　　　すぐにその首叩き切ってやろうか」
謙信はそばに置いていた姫鶴一文字を手に取った。
葵「謙信様！！」
信玄「怖い怖い。
　　　冗談だ・・・本気にするなよ」
謙信「冗談でも許さん」
義元「すっかり葵に夢中だね、謙信」
佐助「そういえば葵さんの回復祝いで、
　　　宴はするんですか？謙信様」
謙信「いや・・・それだと宴が続くからな・・・」
義元「もうすぐ謙信の誕生日だからね」
謙信「そうだ。それにこれの正体を知るものは、
　　　ほんの一部だからな」
幸村「あー・・・そうでしたね・・・
　　　なんかいつの間にか、知っていた義元除けば、
　　　あとは葵から、聞いていた俺らだけだし」
佐助「なんで義元さんは・・・
　　　葵さんの秘密知っていたんです？」
義元「信玄に聞いた」
謙信「信玄・・・」
信玄「義元は知っていた方がいいと思ってな」
信玄は飄々と呟く。