第5章 報告と・・・
幸村「よう佐助・・・言ってないんだな、あいつのこと」
佐助「幸村・・・言って謙信様が信じると思えないからな」
幸村「だよな・・・あいつには悪いが・・・
まああそこにいれば少なくとも殺されないしな」
佐助「ああ・・・さすがに彼女を、
一人前の夢魔に、
させられないのは悪いが、
相手が謙信様じゃどうしようもない。
おそらく試験は一度じゃないはずだ・・・
次の試験を目指してもらおう」
幸村「だな・・・・・・」
そんな二人の会話を静かに聞いている男がいることを、
二人は気づかなかった。