第6章 ビリジアン withあにゃ
「えっ…ちょっ…智っ!?」
びっくりして身体を起こすけど、強引にマットレスに倒してやった。
「そ、そんなことしなくていいからっ…」
なんでだよ…
気持ちいいだろ?
「う…ぁ…智ぃ…」
きゅっと俺の髪の毛を握りしめた。
「なんでぇ…?もお…」
いいから気持ちよくなってろよ。
口いっぱいに頬張った雅紀は、勢いを取り戻してきた。
後ろの口に付けていた指に少しだけ力を入れたら、俺の指を飲み込んでいった。
「うっ…」
余計な力が入ったから、じゅうっと吸い上げてやった。
「あっ…もおっ…前も後ろもだめぇ…」
びくんびくん震えながら、それでもまだ恥ずかしいみたいで。
その恥ずかしがり方が、またかわいいと思った。
「じゃあ…自分でしてみる…?」
「え…?」
確か…まだあったはず…
ティッシュで手を拭きながら起き上がると、クローゼットにしまいこんでたあれを取ってきた。
「なに…それ…」
「オナホ」
「へっ!?」
使い捨てのオナホ…
前になんかの打ち上げでジョークグッズだからって貰って。
800円くらいの…超チープなやつ。
そのまま使わずに居たのがあったから、それを雅紀に持たせた。
「えっ…えっ…これ、どうするの!?」
「ここにローション入れるだろ?」
包装のビニールをベリベリと剥がして、シールを引っ張り上げる。
空いた口にたっぷりとローションを流し込んだ。