第5章 守りたいもの 後編 (光秀×舞) R18
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それから暫くして、呼吸が漸く落ち着きを取り戻した頃
光秀は、褥に横たわり舞の肩を抱いていた
「身体は辛くないか?少し無理をさせてしまったな…」
透き通るような琥珀の瞳が、舞の顔を不安げに見つめる
「その…っ、ちょっとだけ辛い、です…。でも、今凄く幸せな気持ちなんですよ?」
「舞…」
「心も身体も光秀さんで満たされてて…本当に光秀さんと一つになれたんだなって実感してます」
恥ずかしそうに光秀の胸に顔を埋める舞
そんな舞の頭を撫でながら、額にチュ…と口付けを落とした
「そんなに煽ると、身体がいくつあっても足りなくなるぞ?」
「えっ、いや、あの…っ!」
揶揄うつもりで言った言葉に慌てふためく舞を見て、クスリと笑みをこぼした
嫌ではないと思ってくれてるのかと思うと、身体が再び熱を持ち始め、欲望は硬度を増してゆく
「明日は暇を貰ったんだ。朝までじっくり、お前を愛してやるとしようか」
「み、光秀さん…っ!!」
顔を真っ赤にして見つめる舞に口付けを落としながら、身体を優しく抱きしめる
次第に濃く、甘い時間を共有し、再び熱を帯びてゆく2人
そんな2人を見守るように、夜空には綺麗な月が輝いていた
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