第2章 優しい嘘に御用心? (謙信×舞) R18
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「謙信様…酷いですっ。私、起き上がれそうにありません…っ」
あれから、休む間も無く与えられ続けた謙信の熱情に腰はガクガクし、動かす事もままならない状況になった舞は、頬をぷくっと膨らませ、謙信の顔をじっと見つめていた
「安心しろ。今日は俺が1日お前の世話をやいてやる」
「っ、そういう事じゃなくて…っ」
「とりあえず、湯浴みに行くか。しっかり掴まっていろ」
「っ、謙信様…!!」
膝裏に手を回し抱え上げると、真っ赤な顔をして恥ずかしそうにする舞
そんな舞の唇に触れるだけの口付けを落とし、ゆっくりと歩き出した
一方、舞はというと。
ぐずぐずになるまで愛され、その深すぎる愛情を受け止めながら…謙信様に隠し事は絶対にやめようと、強く心に誓っていた
「謙信様、今日は一日、よろしくお願いします……」
腹をくくり、世話を焼いてもらうことにした舞
その言葉に、謙信の唇が弧を描く
「いい心がけだ。安心して委ねるがいい」
満足そうな笑みを浮かべる謙信を見つめながら、舞はくすりと笑みをこぼした。
これから始まる1日に想いを馳せながらーーーー
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