• テキストサイズ

歌詞って詩って。2

第6章 想い出。



君は、元気かな。

何してるのかな。


もう、そんな些細なことすら聞けなくなってしまったね。


最後に君としたキスはしょっぱくて。

なんで君が泣いているのかわからなかった。

君から…。言ったくせに。


涙の味を初めて知った。

それと同時に、こんなにも好きだったのだと自覚した。



ねぇ。どこを見ても。

どこを見ても君がいるんだ。

あのスーパーも、あの道も。

僕の家の中でも。

至るところに、笑顔の君がいるんだ。

君は僕の部屋に居すぎたんだよ。

忘れたいのに、君の笑顔が離してくれない。

嫌いになってしまえればいいのに。

いっそ、大嫌いになれたら。




ねぇ、僕まだ。











君が好きだよ。
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp