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歌詞って詩って。2

第4章 かたち。



それはたしかに作り出されたものだった。

私の手で。

あるいは人の手で。


毎日毎日、新しいものを作り出した。

それが当たり前で、退屈にすら思っていた。





それが、二度と無いものだと知った。

たしかにそこにあったものなのに、もうない。

新しいものを作り出す人はたしかにいるんだ。

でもあの頃のものは、同じものは二度と作り出せない。



どんなに恋しく思っても。懐かしく思っても。

もっと、もっと大事にして、焼き付けておけばよかったと思っても。





もう、二度とないのだ。
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