第11章 第11話
和「俺が翔ちゃんにカレーの作り方教えた翌日に『何処か良い料理教室知らない?』って聞かれたんだ。で、どうしたのか尋ねたら『潤からカレーが旨いって言ってもらったから、他の料理も作れるようになりたいんだ』ってさ」
…じゃあ翔が料理を習った理由って…俺のため?
智「嬉しかったんだね、初めて旨いって言ってもらった事が…」
雅「それだけ翔にとって潤は大切な存在なんだよ…なのにお前はくだらない嫉妬で傷付けて…」
潤「…嫉妬…?俺が?」
俺の言葉に雅紀はまた胸ぐらを掴んできて
雅「いい加減気付けよ!お前が翔の事どう思ってるのか!」
潤「俺の…気持ち…?」
俺は翔の事…嫌いじゃない…寧ろ…
智「…気付いたんじゃない?」
雅「え?」
そうだ…いつの間にか俺は翔が愛しい存在になっていたんだ…