第19章 第19話
~潤side~
翌日…俺の気持ちを代弁するかのように空は厚い雲に覆われていた
智「潤くん…よく決心したね」
潤「…これ以上翔の事苦しめたくなかったから…」
大野さんと二宮くん、そして雅紀に連絡したら時間の許す限り一緒にいると言ってくれ、あの砂浜に集まっていた
雅「でも本当に大丈夫なのか?雷の威力を利用して…って事だろ?」
潤「…俺もその事は気になってるけど…」
和「それしか方法がないのなら…賭けてみるしかないね」
そんな話をしていた矢先…
<ポツ…ポツ…>
雨が降りだし、やがて遠くの空から
<ゴロゴロ…>
天気予報通りに雷が鳴り出した
雅「…こんな時に限って当たるんだな…天気…」
…俺の思った事が解ったかのように雅紀がポツリと呟いていた…