第18章 第18話
翔「潤…ごめん…」
潤「…え?」
行為後、突然翔から謝罪されたけど俺は意味が解らなかった
翔「俺…潤の事利用した…お前の気持ち解ってた上で抱いて欲しいなんて…身勝手過ぎるよな…」
潤「翔…」
そう言って俺の胸に顔をうずめる翔の身体を、俺は強く抱き締めた
潤「俺は利用されたなんて思ってないよ…逆に翔の役にたてた事の方が俺は嬉しいよ…」
翔「潤…」
翔はきっと限界なんだ…
そう思った俺はある決断をし、カバンからスマホを取り出した
潤「翔…帰ろうか…」
翔「え…帰るって…?」
俺はスマホを操作して翔に見せた
それは明日の気象情報だった
潤「明日の天気…曇りのち雨、所により雷雨になる…って書いてるだろ?」
翔「あっ…」
離れたくない…行かせたくない…
でもそれ以上に翔を苦しめたくなかった…