第18章 第18話
~翔side~
智『忘れる事は出来ないと思う…何度も何度も思い出して傷付いて…でもね、それを乗り越えられるのも自分しかいないんだ』
確かに…そうなんだよな…
俺が乗り越えなければ、俺は一生潤に触れることが出来ない…
潤の事…また傷付けてしまう…
翔「でも…どうしたら良いんだろう…」
<ピンポーン>
…あれ?来客?
潤が帰るにはまだ早いだろうし…
翔「はい」
『あ、翔?俺だけど』
翔「あれ?雅紀?」
俺はロックを解除して雅紀を部屋に通した
雅「よっ!上がっても良い?」
翔「良いけど…どうしたんだ?突然…潤もまだ帰ってないけど?」
雅「潤は雑誌の取材でもうちょっとかかるよ。今日は久しぶりに翔の手料理食べたくてさ。あ、潤には言ってるから」
…俺の手料理が食べたいなんて…向こうの世界ではあり得ない事だな…