第13章 第13話
翔「潤はこの世界に紛れ込んだ俺を助けてくれた…俺の言う事も信じてくれて…感謝こそすれ、責めるなんて事出来るわけないじゃないか」
潤「翔…」
翔「今回の事だって自分の不注意なんだから…潤が自分の事責める必要なんてないんだよ」
何でそんな事言えるんだ…何で…
その時スッ…と翔の手が伸びてきて俺の頬を触った
翔「…泣き虫な所は一緒だな…」
潤「えっ…」
翔はいつの間にか流れ出ていた俺の涙を拭ってくれた
そしてまたふっ…と微笑んだ
ああ…そうだ…初めて会ったあの日…翔のあの瞳を見たあの時から俺はすでに翔の事…
潤「…翔…」
翔「ん?」
潤「俺…翔の事好きだ…」
そう…こんなに愛しい人に出会ったのは…
翔…お前だけだよ…