第7章 交換留学?(幸村の章)
幸村「・・・っ(真っ赤)」
文を一通り読み終わり、
再度信玄たちからの文を読み、
その意味に気づき、
幸村の顔が怪訝そうな顔から、
羞恥を含む赤い顔へと変わる。
忍「どうしたの具合悪い?」
文に書かれていることなど、
何も知らない忍は不思議そうに聞く。
幸村「なんでもねーよ・・・
なあ羽織だけでなく、
もう一つほしいもんあんだけど」
文を懐に慌ててしまいながら、
幸村は忍に聞く。
あくまで信玄たちの陰謀だと気づかれないように、
忍を欲しているのは自分の意志であるかのように。
否、言い聞かせているのは忍にではなく、
自分自身にであった。
忍「何?」
忍がそう答える前に、
幸村は忍を押し倒した。
幸村「忍がほしい・・」
忍「・・・せめて褥の上で・・・・・・」
幸村「・・・わかった」
幸村に忍は頬を赤らめながら、
そう答えるのがやっとだった。
幸村も一言だけのべ、
忍を横抱きにすると、
そのまま自分の部屋へと連れて行き、
その褥の上にゆっくりと押し倒す。