第39章 なかぬなら・・・(家康ED)
忍「は・・・ぁ・・・」
忍は荒い呼吸をしながら、
やがてその意識は眠りにつく。
家康はモノを忍のナカから抜くと、
忍に着物をきせ、
褥の中に寝かせていく。
家康「・・・やりすぎたな」
家康は欲望を出し切ってすっきりし、
冷静になり後頭部をかく。
忍の薬を抜く、
それだけのためだったはずだ。
だが、彼女を貫くうちに、
いつのまにか忍を自分のモノに、
作り替えることが目的になっていた。
忍にとって、
自分はただの安土の仲間の一人でしかない。
だけどこうなってしまえば、
優しく愚直な彼女はこのことを、
気にしないことなどできはしないだろう。
それこそ薬の副作用で、
記憶を飛ばさない限り。
家康もこの交わりの良さを、
一夜の過ちと忘れ去ることなど、
できそうにはなかった。
今度は薬の入っていない忍を、
記憶をとばす可能性のない忍を、
思い切り抱きつぶしたいと、
彼女の身体も心も手に入れたいと、
家康は忍を見ながら、
そんなことを思うのだった。
おしまい