第39章 なかぬなら・・・(家康ED)
??「待て」
男と忍の耳に男の声が響く。
??「その子に手を出すとは、
いい度胸だね」
忍「いえ・・・やす?」
忍を助けた男は家康だった。
男「家康様・・・!?
あの・・・これはこの女が勝手に・・・」
家康「ふうん?大変だね」
男「そうなんですよー」
男は家康にごまかすようにそう告げ、
家康も男に同情するような態度を見せる。
家康「なんてそんな戯言、
信じるわけないだろ?」
男が家康の言葉に、
ほっとした表情をした瞬間、
家康は男に刀をふるう。
男「な・・・かは・・・」
男は家康の足元に倒れた。
家康「・・・忍。
大丈夫?」
忍「う・・・うん」
家康「・・・ん」
家康は忍の姿を見ると、
自分の羽織を脱ぎ、
忍にその羽織を渡す。