第9章 交換留学?(義元の章)
義元「謙信」
忍「謙信様!!」
謙信「騒がしいぞ女。義元、何の騒ぎだ」
義元「んー?安土から酒が届いているって聞いて、
俺が興味あるって言ったら、
その子が謙信から、
もらってきてくれようとしたって話」
謙信「・・・酒ならまだある。勝手にしろ」
義元「謙信が・・・珍しいこともあるね」
謙信「斬られたいのか?」
義元「・・・まさか、まあお酒はせっかくだから・・・
忍に酌でもしてもらおうかな?」
忍「え!?」
義元が色気を含んだ笑顔で忍に言う。
信玄「おっと。その話は俺が放っておかないぞ、義元」
幸村「信玄様!!」
信玄と幸村も現れ、一気ににぎやかになる。
義元「騒がしいな・・・忍。
酌は夜に俺の部屋でしようか?」
忍「は・・・はい」
忍は意味も分からずそう肯定する。
謙信「・・・夜の男の部屋に行くなど愚かな女だ」
幸村「・・・あれ意味分かってないと思います」
謙信「・・・だから愚かだというのだ・・・・・・」
信玄「・・・かわいそうに天女が義元の毒牙に・・・」
義元「そんな信玄じゃあるまいし、
ただ酌の相手してもらうだけだよ。
(・・・まああわよくばいただくけどね)」
義元は心の中でそんなことをつぶやく。