第4章 第一夜
「今日も何もない1日だったなー」
そう、呟きながら歩く一人の少年
名前は、篠原悠太
どこにでもいる普通の男子高校生
「どっか寄って帰ろうかなー。でも、圭斗は用事あるって言ってから…やっぱり家にそのまま帰ろ」
家に帰ろうとUターンすると黒いスーツを着た男三人が立っていた
「…!」
(なんだこいつら…)
不審に思った悠太はすかさず携帯を取り出す
それを遮るように、男の一人が言う
「我々は怪しい者ではありません」
「いや、ものすごく怪しい人に見えるんですけど…」
男の言葉に即答で言う悠太
「我々はこういう者で…ッ」
「なっ…ぐあああっ!」
「で…電流!?これは…ッもしや…ッ!」
突然、男の体に電流が流れる
他の二人にも同様、電流が流れる
そして、そのまま倒れる
(なっ…なんだいきなり!?)
「気を付けなよ」
そう言って一人の少女が上から降りてくる
その少女を見た悠太は驚く
「み…水城!?」
「あ、篠原くん」
この出会いで悠太の運命は変わり始めこのあと信じられない真実を聞かされることになるのだった