第3章 初部活Ⅱ
まあいーや
とっとと試合したい
「リョーマ、練習しよーぜ」
リ「…しょうがないなぁ」
さっきまでの悪態がウソのように
きゅ、と帽子をかぶり直しながら
はにかんだ
私、リョーマのこの仕草好きなんだよね
リ「なにニヤニヤしてんの…」
「え」
してた⁈←
まじかー
気をつけよ
大「桃、俺らも打とう」
チラッとこっちを見てから
桃「ぇ、あ、了解っス」
と言って桃城さん達は
少し離れたコートに行ってしまった
もしかしてリョーマのこと気にしてくれたのかな?
「リョーマ、先輩には敬語のがいいんじゃん?」
リ「…まで言うの?かなわないなぁ、もう。…気をつけるよ」
「おっけー!じゃ、いつもどーり練習しよッ」
リ「ん」
あー楽しみ!
(既に頭の中は試合でいっぱいのであった…)