第8章 館
以「そんなっ………!!」
來「くくっ…………涙雨が相手なら攻撃も出来ねぇだろ?だが、こっちからは遠慮なく殺るぜ!術を解いたときに、自分の仲間を自ら手にかけた事を知ったら……………どうなるんだろうなぁ?ははははははっ!!!」
海「この………外道がっ!!!」
來「なんとでも言えよ。海御前。何も出来ねぇくせによぉ!」
海「くそっ………!!」
來「さて………と、手始めに誰を殺るかなぁ………あぁ、その死に損ないのお前だな!」
そう言うと、來賀は首吊りを指差す。
由「や、やめろ!!!」
來「んん?なんだ?こいつはお前の方なのか?なら都合が良い!涙雨の仲間は最後にとっておきたいからなぁ!さぁ!涙雨殺れ!」
來賀の命令に、涙雨さんがゆらりと動き、攻撃を仕掛ける。
しかし、海御前さんが止める。
海「涙雨っ!!目を覚ましてくださいっ!!」
來「無駄だ!俺の術は俺にしか解けねぇよ!!」
僕も、皆も、声をかける。
足「お頭様っ!!」
以「お頭様っ!」
由「涙雨さんっ!!」
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